サンライズ・ヴァイブレーション
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短編映画「サンライズ・ヴァイブレーション」公式サイト

肛門日光浴
サンライズ・ヴァイブレーション
サンライズ・ヴァイブレーション
Sunrise Vibration
肛門日光浴

INTRODUCTION.

世界初!各国で話題沸騰のアクション”肛門日光浴"を描くエンターテインメント・ドキュメンタリー。圧倒的に眩い存在があなたの憂鬱を吹き飛ばす!

これは、新型コロナウイルスによる外出自粛により運動不足や精神的失調を訴える人が増加するなか、「肛門日光浴」を実践するミュージシャンの男性がその一風変わったアクションでうつ病や引きこもりの人々を勇気付けてゆく物語。

STORY.

国際的な評価を得ているロックバンド「Frying Dutchman」。
日本有数のロックフェス「FUJI ROCK」や「りんご音楽祭」など様々な場所で精力的に活動を続ける人気バンドだ。

このバンドのボーカリストでリーダーのリー・タバスコ氏(44)は毎朝、自宅のある滋賀県の山奥の庭で肛門日光浴を欠かさない。肛門を日光に当てることによってビタミンDが生成され健康増進に繋がるメリットがあるのだという。彼はその習慣を愛するあまり、「LIFE」という肛門日光浴の素晴らしさを歌った曲もリリースしていた。

そんな最中、新型コロナウイルスの蔓延によって政府による「緊急事態宣言」が発出される。事態の長期化を受けて、自宅にこもり運動不足や精神失調になる人が増加することを懸念したリーは、国内でも知る人の少ない「肛門日光浴」を周囲のうつ病患者に伝える活動を開始。
すると「精神的な気怠さが回復した」「やり始めたら集中力が上がった」など絶賛のコメントが続出。監督の太田がエビデンスが必要では?とリーに釘を刺すと、リーは研究者や医師と連携して実証実験をスタートさせる。

次第に有識者たちも「肛門日光浴」についてある一定の評価をし始め、肛門日光浴は老若男女へと広がっていく・・・

太田信吾

DIRECTOR.

太田信吾

1985年生まれ。長野県出身。早稲田大学で哲学を専攻。
自身の引きこもり体験をモチーフに製作した映画『卒業』がIFF2010優秀賞・観客賞を受賞。
友人の自殺に向き合った映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』がYIDFF2013 他12ケ国で公開。
大阪のあいりん地区に住み込み実在する覚醒剤の売人や精神疾患を抱える人たちと作り上げた劇映画「解放区」は2019年テアトル新宿を皮切りに全国ロードショー、キングレコードよりソフト化された。
俳優としてチェルフィッチュを始めとする舞台や映像作品にも出演している。
出演作品:WOWOW「夢を与える」(犬童一心監督)、テレビ東京「東京怪奇酒」 他

コロナウイルスの大流行は、私たちの生活を完全に 変えてしまいました。明確な終わりが見えず、不確 実性に満ちています。
繰り返されるロックダウン、終わりのない隔離、 社会的な距離、リモートワークや学習、24 時間 365 日家にいることが新しい普通になっています。
その結果、孤独、不安、ストレス、うつ病などの メンタルヘルスの問題に悩む人が増えています。
私たちのプロジェクトは、パンデミック時のメン タルヘルス対策というまさにそのテーマに取り組 んでおり、多くの人が主人公たち、あるいは少な くとも映画の中で描かれている状況に共感できる ものと考えています。

CAST.

リー・タバスコ

眞木 雄一 本山 大

東川 恵里子

穂苅 量太 中島 英彰 西村 勇(みはし屋) 佐藤 秋

圓口 功治 藤田 開

マーリン・アナソニック DJ MAMEZUKA アス画 鈴木 麻友香




STAFF.

<撮影> 太田信吾 <録音助手> 酒井清 <原案・主演・音楽> リー・タバスコ

<劇中曲>「LIFE」「MOSQUITO」 レーベル: Franky Records
Album「ちんぷんかんぷん」FRYING DUTCHMAN <整音・マスタリング> 久保田麻琴

<車両> 酒井清 <制作アシスタント> 宮越悠哉 <ふんどし提供> ペロンヤス

<英語字幕> 糸川里彩子 <手話通訳> 埼玉聴覚障害者情報センター

<企画協力>Ta-bo <宣伝写真> 田中喜久 <脳波測定協力> 株式会社 脳力開発研究所

<撮影協力> 沖縄居酒屋 抱瓶, 防衛医科大学校, 国立研究開発法人国立環境研究所, たこ焼き みはし屋, ペパーミント, 山水人, Captain Kangaroo Osaka, Corner Stone Bar, Kobe SLOPE, MANGOSTEEN 万珍酒店

<協力> 宇賀神亮介, 内野敦史, 香取英敏, 岸建太朗, 栗原徹, 小西亮一, お宝農園, 住友大我, ターケン, 高橋陽子, 田中栄吾, ダンシング義隆, 寺川大地, 中村茜, 廣海充南子, 廣海緑朗, 真栄田勇一, 真栄田栄子, 眞木千恵, 森本洋史, 安井治, 川津彰信, enter(OT29), konirow(OT29), madrice(OT29), AUX, CazU-23, 165 a.ka. Hiroko, Kim Charisma Smile, Naoki from 4649やーまんず, SARA, TUBO, シュシュ, ポポ, ニコラ, テスラ, ショコラ, 株式会社デューズ, 合同会社ムラプロ, 映画「解放区」関係者の皆さま, TOKYO DOCS 

<デザイン・WEB制作> CHATA <バリアフリー監修> Palabra株式会社

<制作協力> 株式会社エムマッティーナ, M.C.P <製作> Hydroblast

<プロデューサー> チーウェイ・チャン <監督・撮影・編集> 太田信吾

文化庁  令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業『文化芸術収益力強化事業』
バリアフリー型の動画配信プラットフォーム事業
THEATRE for ALL, 株式会社precog

Lee Tabasco

Lee Tabasco

京都生まれ京都育ちのバンドマン。2002年にFRYING DUTCHMANを結成、国内のみならず海外からもそのメッセージ性が評価され世界数カ国でLIVE公演を行い、近年はモジュラーシンセを使いSOLO LIVEやユニット、実験音楽、映像音楽制作を行なっている。

FRYING DUTCHMAN(フライングダッチマン) プロフィール
2002年 結成。京都を拠点に現在まで2枚のALBUMを発表。2011年東日本大震災後、愛について歌った『human ERROR』が世界中から注目を集め、英語に翻訳されそれを元にフランス語、ドイツ語、ヘブライ語、スペイン語、韓国語、中国語など10カ国語に訳され、其々の言語で字幕が付けられたビデオクリップはYOUTUBEで大ヒット 2011年『human ERROR』発表。爆発的に評価され、2012年プロデューサーに久保田麻琴を迎えalbum[ちんぷんかんぷん]を発表。日本最大のROCK FESTIVAL『FUJI ROCK FESTIVAL’12』を筆頭に『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2012 in EZO』『ARABAKI ROCK FEST.12』『京都大作戦 2012』『SUNSET LIVE 2012』など全国ほぼ全ての野外ROCK FESTTIVALに出演。また岩井俊二監督 ドキュメンタリー映画『friends after 3.11 劇場版』には熱いパフォーマンスが収録された。2016年 Drに『梶原 徹也(ex.THE BLUE HEARTS)』[Baに鈴木栄治(DACHANBO)] Acoに[須藤亮太郎(ex.Elements)を迎え現在に至る。2021年春に新曲収録予定。
光門日光浴 滝瞑想 愛好家 魂の浄化 真っ最中 Frying Dutchmanのフロントマン 白鬚 mata-tabi LTQ SEED vacances DJ Tabasco (モジュラーシンセによる即興electro mix live dj) 現在5つのbandと即興DJをクリエイト





COMMENT.

「サンライズ・ヴァイブレーション」コメント

「始まって10秒で、あ、間違いないわ、てなった。
観終わった時にはやれる場所を探していた。光門万歳。」

窪塚腸介a.k.a.窪塚洋介



あー、面白かった。
ケツ出すシーンは全部笑ってた。
俺もやってみようかなと思うだけで笑えるし
やってみたら、なにしてんだ俺はともっと笑えるし
やり終わった後も笑えるし
朝イチでやったらその後出勤するだけで笑えるし
上司に怒られても俺朝肛門日光浴やったしなと笑えるし 
   医学的エビデンスは知らんけど
これだけでもうエビデンスではないか笑
人生がアホらしくなる、それは肩の荷がおりてとても気楽で良い事ではないか笑

のりつけ雅春(漫画家)



バカバカしいと思うかも知れないけど、ほんとにバカバカしいかどうかは観てのお楽しみ!友人の自殺や引きこもり、鬱を題材にずっと作品をつくり続けてきた太田信吾監督が、この題材で映画を撮った。そのことに彼の痛切な願いを感じます。
コロナ禍でお店が次々と閉店し、倒産する会社が続出し、自殺も増え、重い気分に覆われている日本社会。それを吹き飛ばすようなこの得体のしれないパワーで、エネルギー充填してまいりましょう。

佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト)



『わたしたちに許された特別な時間の終わり』では自殺した友人をカメラで捉え、『解放区』ではあいりん地区に踏み込み引きこもりの男性を描いた。
そんな太田信吾の最新作は肛門日光浴を実践するミュージシャンが主人公の短編だ。
偏見や先入観で見られがちな人々の、生き生きとした真実の姿を描くのが太田の映画の真骨頂だとしたら、そういう意味では王道的な映画だ。だが短編のせいか、主人公のリー・タバスコのキャラクターのせいなのだろうか、編集のリズムがいつになく弾んでいて、登場人物も笑顔が多いのが印象的だ。
人々がたいした全体的な不幸もなく過ごしている時は、衝撃的だったり抒情的な映画を撮るも、みながコロナという共通の敵を前にして苦しんでいる時は、明るい映画を撮る。やっぱり本質的にとても優しい人なんだろうな、と思った。
肛門日光浴が本当に鬱や引きこもりをなくすのかは分からないけど、そんな太田を信じてみたくなる映画である。

夏目深雪(批評家・編集者)


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